Rの部屋

書評中心の雑記帳。ビビッとくる本への扉をお届けします。

高校生/受験生向け!独学でもできる英語勉強法(Reading,writing編)

 大学生の自分の視点から、基本~受験までの英語勉強法を概観します。勉強法ばかりにこだわっていては成績は伸びませんが、勉強法を無視しても成績は伸びません。

 したがって、英語の勉強法を常に磨き上げつつ、英語の勉強を行うことが必要になってきます。

 その理想的かつ実現可能なプランを以下に示していこうと思います。

 

 英語に関してはまず最小限の単語と文法から終わらせることをおすすめします。単語がなければ文章は読めませんし、下に記すように英作文や長文読解には手が出ません。文法もなければ英作文や長文読解はできません。加えて言えば、文法は単語を組み立てて文章を作るための道具なので、ネイティブではない私たち日本人は必ず理解しておかなければならないものです。

 

 単語については、ターゲット1900など基本的な単語帳を一冊仕上げましょう。学校指定のものがあればそれで充分です。ただし学校の小テストなどのペースにとらわれずガンガン自力で進めることを極めて強く勧めます。

同時に文法については、今井の英文法教室など、講義形式かつ問題も載っている基本文法参考書を仕上げましょう。これも学校指定の参考書で該当するものがあればそれを先にすべてやってしまいましょう。

 

 単語だけ、あるいは文法だけだと単調すぎて挫折する受験生が多い傾向にあるようですので、同時にすすめることをおすすめします。

 

 

 続いて、英作文と長文読解を並行して学習することをおすすめします。英作文能力は入試で必須になるのはもちろんですが、文法と単語力、特に文法の知識の不足を埋めてくれる役割を果たします。解いているうちに自分の文法知識の弱点もわかってくるというわけです。

 

 英作文については、基礎英作文問題精講、あるいは竹岡広信の英作文が面白いほどかける本などで基礎力を付けましょう。

同時に長文読解については、英語長文ハイパートレーニングなどを使用し基本的な解き方や考え方を身に着けましょう。

 

 また、僕の経験上、このころから語彙力の不足を感じるようになると思います。そこで、単語帳はCore1900、熟語は解体英熟語を追加して勉強することを強く勧めます。

 

 

 ここまでやればセンター英語で8~9割程度の実力はつくと思います(英語のみでいえば旧帝大レベル)。単語と文法を一通りやったあたりからセンター英語の過去問をやっても構いません。

 

 英作文と長文を終えたら志望校の過去問に取り掛かりましょう。ここまでくれば怖いものはないとは言えないまでも、怖いものは少ない状況になります。4,5年分過去問を解いても伸びないようであれば(英作文など)、該当分野の参考書を復習する、あるいは新たに参考書を追加して勉強するのもありです。過去問を解く→振り返りを書く→対策をする、を繰り返します。合格平均点レベルを連発できるようになったらまず間違いなく受かるでしょう。

 

 

 とにかく、どこの大学を受験するにしても肝要なのは、単語・文法、英作・長文、そして過去問の「5つの神器」を決して欠かさないことです。そして、受験勉強のペースを自力でコントロールしようと試みることです。学校の先生や塾の先生は手助けはしてくれますが、最終的に自分のペースを決めることができるのはあなたです。そしてこのペースは速ければ速いほどいい、これは間違いありません。受験勉強が仮に早く終わりすぎたとして、確実に受かる可能性が高くなりますし、そこで培った英語力は間違いなく大学生になっても社会人になっても活かされるものですから。

 

 ここで私が示したプランはあくまで一例であるため、自力で情報収集をして勉強法を確立しつつ、勉強自体も必ず継続するようにしてください。勉強法にこだわってばかりで勉強しないのはよくある落とし穴なので、本当に気をつけてください(僕もやらかしました)。大事なのは受け身から抜け出す意識です。大学生や先生になったつもりで積極的に情報収集や試行錯誤を行い続け、自分の勉強をコントロールしましょう。僕の言っていることを正直に信じるのはやめましょう。最後は自分で考えてください。

 

 

 また、英語が好きになるであろう、読書案内を行います。

・英文法の教科書的な説明に飽き飽きしているなら、スタディサプリの有名講師、関先生の『サバイバル英文法』を読むことを勧めます。さらっと読めて大きな気づき、といったところでしょうか。

・英語の学習法についてもっと詳しく知りたい、考えたいなら、千野栄一『外国語上達法』を読むことを勧めます。外国語学習についてたくさんの気づきを得ることができ、勉強効率も上がるでしょう。

選書眼には自信があるので、もしよければどうぞ。

 

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 補足ですが、もしもこれだけ参考書を使用するとなると大金が必要になってきます。2万円前後でしょうか。そうすると親に頼むか、アルバイトで稼ぐか、あるいは塾をやめる代わりに自分で勉強するから参考書代をくれという取引きをしてみるといいでしょう。特に塾代は年間30万円とか平気でかかったりするので(2,3か月分の生活費ですね)案外親からすれば助かる話かもしれません。試してみる価値はありそうです。受験期の一年間ばかりは指導してもらわないときつい面があるので塾には行った方がいいと思いますが。

 

 この記事にはListening編↓もあります。合わせてどうですか。

https://ignorant.hatenadiary.jp/entry/2019/09/04/034519

 

 以上です。